不動産投資 経営 収支管理編

不動産

https://liberty-of-will.com/wp-content/uploads/2021/05/nishiguchi_san-e1619847685345-300x300.jpg
西口さん

高山くん。
こんにちわ。
今日は不動産投資(不動産賃貸業)の経営を行っていく上で、とても大事な収支管理について話させてもらうね。


https://liberty-of-will.com/wp-content/uploads/2021/05/admin-ajax-300x300.jpg
高山くん

よろしくお願いします。


https://liberty-of-will.com/wp-content/uploads/2021/05/nishiguchi_san-e1619847685345-300x300.jpg
西口さん

投資用物件を保有している大家さんで収支を管理していない方というのはほとんどいないかも知れないけど、なぜ収支管理を行う必要があるか分かるかな?


https://liberty-of-will.com/wp-content/uploads/2021/05/admin-ajax-300x300.jpg
高山くん

当たり前なのかも知れませんが投資用物件の収支の状況を確認する必要があるからです。
個人で言えば確定申告に必要ですし、法人であれば決算書のリソースとして必要だと思います。


https://liberty-of-will.com/wp-content/uploads/2021/05/nishiguchi_san-e1619847685345-300x300.jpg
西口さん

確かに物件ごとの収支を一目瞭然で分かるように取り纏めておくことは必要だね。
僕も確定申告の際には領収書と照らし合わせて収支管理表を確認するよ。
それ以外にもいろいろ用途はあるし、記載しておくと良い内容もあるのでアドバイスするね。


https://liberty-of-will.com/wp-content/uploads/2021/05/admin-ajax-300x300.jpg
高山くん

お願いします!
自分も投資用物件を購入したらちゃんと管理したいので参考にさせてもらいます。

 

収支管理する媒体について

大きく分けて紙などに手書きで収支を記載して管理していく方法とPCやスマートフォンなどで作成してデータ管理していく方法があります。

結論から言うとPCやスマートフォンで作成してデータ管理する方法をお勧めします。

理由は下記のとおりです。

・電子データをPC、スマートフォン、メール、USBメモリ、クラウド上に保存しておけば外出先からでも閲覧・提出可能であること

・金融機関宛てに審査資料、報告資料として提出する際にそのままデータとして送付できること
→手書きの収支報告書をメール送信する場合、スキャナーで読み込んでからデータ化して送信する必要があり手間が掛かります。
FAXで送付可能だったとしても、複数物件の情報や履歴が多い情報をFAXするのもこれまた大変です。
しかしデータを最新化しておけば後は送付するだけで手間が掛かりません。
仮に紙での提出を求められても印刷するだけなので簡単です。

・電子データのほうが手書きの収支報告書より体裁が良く、誤情報が少ない
→ExcelやWordで収支報告書を作成すれば比較的容易に見栄えを良くできます。
画像を取り込んだり、図やグラフを使って記述することも簡単です。
またあらかじめ関数や書式を入れておけば計算は自動的にできるため、間違いも少なくて済みます。
把握したいデータを増やしたい場合も既に記述されているデータとの連携も可能です。
金融機関に事業計画書を提出する際のリソースとしても使えます。
第三者に資料として提供したい場合も電子データのほうが配布しやすいと思います。

 

収支管理する項目について

私が実際に収支管理している項目を下記に記載します。
※私は現時点では不動産賃貸業を法人化していないため、個人としての収支管理方法を記載しています。

 

収入項目

・毎月の家賃収入
→物件を委託管理している場合は、管理会社からの振込額です。
融資を利用している場合は、返済借入額を差し引きします。

・礼金や更新料
→管理会社の手数料がある場合は差し引きした額とします。

・自動販売機や電柱等の設置物から生じる収入
→これらは毎月管理していくと金額の割に手間が掛かります。
その場合は年単位で明細書・領収書を送付してもらい、簡略化するのがよいと思います。

 

支出項目

・物件自体に関わる設備費・修繕費
→屋根、外壁、共用部等の設備費・修繕費や建物自体の躯体に関わる設備費・修繕費が該当します。
費用だけでなく、修繕内容や業者情報も記載しておくと情報の網羅に役立ちます。

・各賃貸スペースごとの設備費・修繕費
→ある程度の物件数を保持していると各賃貸スペースの設備状況や修繕内容を記憶しておくのが困難になります。
そのためにも実際に行った内容を記載しておくことは大切です。
加えて満足のいくリフォーム・修繕が出来た場合、同じ業者に依頼したいことがあるかと思います。
上記同様、対応業者の情報も記載しておくと便利です。

・物件取得時に掛かる費用
→仲介手数料、ローン支払手数料、登記に関わる費用、境界確定に必要な費用、不動産取得税などが該当します。

・火災・地震保険料

・固定資産税

・予定納税、確定申告時の納付額、個人事業税等の不動産賃貸業を営む上で支払った費用を按分した額
→これは上記費用を物件数で按分して管理してよいかは判断に迷うところです。
実際は物件ごとに取得価格も違いますし、家賃も違います。
みなさん自身で按分割合を決めて、計算式に組み込むのが良いと思います。

 

総括

・収支管理を行う媒体としては、PCやスマートフォンで作成した電子データが望ましい

・収支管理する項目は収入と支出にカテゴライズして明確にしておく

収支管理する項目について纏めると不動産賃貸業で生じた収入、支出をすべて管理対象とすることが望ましいです。

実際に管理していくと支出の多さに驚きますが、それも事実です。

不動産賃貸業はじっくり腰を据えて取り組んでいく事業であるということですね。

今回は以上となります。

それではまた!

関連記事

特集記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

TOP