株価はどうやって決まるのか

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株価はどうやって決まるのか

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高山くん

今回は株価がどうやって決まるのかお話したいと思います。西口さんは株価がどうやって決まるのか知っていますか?

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西口さん

需要と供給だよね

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高山くん

その通りです。しかし、表面的に知っていても投資に活かせない方も多いので、そのことについて深堀していきたいと思います

株価はどうやって決まるのか知っているでしょうか。

それが株価であっても、お店にある商品でも答えは同じです。

「需要と供給」ですがそう答えるにはあまりにも味気ないので、もう少し掘り下げたいと思います。

この話は板情報に関係してきます。

 

価格が変わる理由

株価が変化する理由は、「需要と供給」です。

もちろん、会社の業績やその時の経済状況などにも左右されます。

しかし、株価の決定に大きな影響を持つのは、市場参入者の期待だと考えています。

今現在の価格が本当はいくらが適正なのか知っているのは、市場のみとなっています。

市場では現状の価格が割安、割高など色々な思考が交差しています。

今回は市場参入者の心理による価格の変化についてお伝えしたいと思います。

例えば、1株1000円の株式会社A(以降A株)があったとします。

登場人物は2人です。

高山くんは、A株を600円の時に購入しました。

高山くんは儲けが欲しいため、A株を今より高い1100円で売りたいと考えています。

一方、西口さんは、A株を900円で買いたいと思っています。

この時、2人の思惑は一致していないため、どちらかが折れる必要があります。

高山くんが安く売るのか、西口さんが高く買うのかになります。

どちらかによって、株価は上下します。

高山くんが折れれば、現在の価格が900円に変わります。

西口さんが折れれば、現在の価格が1100円に変わります。

株価を繰り広げたバトルになります。

買った人はより高く売りたく、欲しい人はより安く買いたいのです。

高山くんが強気で、絶対に1100円じゃないと売らないと思っていれば、株は上昇傾向になる可能性があります。

その後、ニュースなどで業績が好調であったりすれば、今よりも儲かる可能性があるため、より高い金額で購入する人が増えます。

逆に悪いニュースがあったり、売りたい金額では売れないことが続くと、希望の売値を下げてしまい下降傾向になる可能性があります。

売りたい人 VS 買いたい人の心理戦なのです。

実際の市場では、多くのプロ、個人投資家の考えが入り乱れます。

さながらカオスです。

カオスな状況で短期的に売買するなら、短期売買に必要な判断材料が必要になります。

長期的な目線で見るなら、トレンドに沿った大きな流れを見ると良いでしょう。

 

売り側の心理

では、先程のA株の話に少し戻り、心理的なことに注目していきたいと思います。

株は売買が基本です。

株を買った人がいれば、基本的には売ります。

売るのにはその人に目的があるためです。

現在A株が5株売られています。

500円、600円、700円、800円、900円と1株ずつ売られています。

今度は人数の規模を増やしましょう。

高山くんチーム(5人)がA株を5株買いました。

買えるということは、売った人がいるということです。

市場の向こうには競合相手がいて、「その人たちがどう行動しているか」がトレードの鍵となります。

売った人はどんな人か考えてみましょう。

株を安く買っていて、利益を得たい人でしょうか。

それとも株価に変化がなく、下がる可能性があるため怖くなり、すぐにでも手放したい人でしょうか。

または、早い段階で何か悪いニュースを手に入れたのかもしれません。

原因として市場全体が弱気になったのか、それとも利確するために一時的に売りが高まったのかなどが挙げられます。

これだけの情報では目星をつけにくいですが、実際のトレードでは色々な数値から相手がどう考えてるか研究します。

オシレーター系を使って買われすぎ、売られすぎなど判断するのも一つの手です。

今ある情報からどんな人が多いのか、今現在は強気か弱気かなど考えていきます。

 

買い側の心理

一方買い側を考えましょう。

高山くんチームはなぜ買ったのでしょうか?

買う側にも理由があります。

A株が優秀でかなり割安と判断したためでしょうか。

または、好材料を手に入れたのかもしれません。

もし買いのタイミングが連続して、組織的な買いだった場合は、意図的に株価を上げたいという心理が見えます。

短期的に相場操作を行うこれを「仕手」といいます。

競合相手の行動が読めないと、仕手のような価格の変化に飛びつき、大きな損失が出ることがあります。

仕手の条件として相場操作を行えるだけの資金力と、市場流動性が低いことが必要となります。

株式総数や、時価総額が低い銘柄に起こりやすいですが、時価総額がそこそこ高いものでも起こり得ます。

悪いことばかりではなくその兆候を掴めれば、短期的にその流れに乗り利益を出すことができます。

または危険と判断し購入を避けることができます。

相手の心理を読むことは、資産を増やすことと守ること両方につながるのです。

市場では買い手、売り手共に儲かるために、色々な方法を取ってきます。

相場操作が起きた事例等は、今後説明したいと思います。

価格の話に戻ります。

先程は500円、600円と価格を付けて売っていたため、買った場合に市場の価格も上昇しました。

もし売り側の5人が全て500円で売りを希望した場合、価格は順当に上がってはいきません。

価格を上げたい場合は、買った側が強気に値段をつけて売るしかありません。

ただし、買い手が存在することが必要です。

先ほど高山くんチームに売ったように、600円、700円…と値段をつけて購入されれば、価格は上昇していきます。

実際の問題として、相場では売り手と買い手の数がかなり多いため、自分の思い通りには値が動きません。

相場から価格の上下を読み取る必要があります。

最後に最大のヒントですが、株を含めた金融商品の購入を検討するなら、まずやる事を絞って情報を少なくしましょう。

そして、板情報を見ましょう。

信用取引をする人なら分かりますが、空売りというものができます。

高く売ってから安く買うというものですね。

例えば、空売りはしないで必ず買いから取引をすれば、手に入れる情報や、やることが少なくて済みます。

市場では膨大な情報を得られるため、自分のトレードにあった情報に落とし込む作業が出てきます。

この考え方は今後説明するシステムトレードの話にも影響するため情報を扱いやすくできるようにシンプルに考える癖をつけましょう

今まで説明したように価格の上下には、競合する相手の心理が作用するということを忘れないようにしましょう。

また、市場参入者の大まかな心理が読めると、有利にトレードができます。

それがプログラミングで自動売買をするbotなどであっても、元の考え方には心理が働いています。

トレードでは相手の心理の風上に立つことを心がけましょう。

今まで説明したことは、板情報の基礎的な知識となりますが、詳しくは今後の記事で紹介したいと思います。

 

まとめ

株価が上下する仕組みについて、イメージは掴めたでしょうか。

以下に今回のポイントをまとめます。

・株価は需要と供給で変化する

・相場は売り手と買い手の心理関係が大きく影響する

・実際の相場では、情報を絞って物事をシンプルに考える

先程の説明では登場人物がかなり少ないためわかりやすいですが、実際の相場はカオスなため難しいです。

取引する際は必要な情報を絞ったり、板情報を活用することで情報の加工がしやすくなります。

少しでも本記事が参考になれば幸いです。

それではまた!

 

高山くん

高山くん

建築の意匠設計→システムエンジニアに転職。 トレードに関することをお伝えしています。目指せ億り人!

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