BTCはいくらまで上がるのか?
今回はビットコイン(BTC)がどこまで上がるのか試算してみたいと思います。
西口さんは、どこまで上がると思いますか?
今でも十分高いと思うし、今が限界か行っても+200万くらいじゃないかな?
一般的にそのような考え方は多いですよね。
今回は金額の根拠を含めてお話するので、参考にしていただければと思います。
今回は1BTC当たりいくらまで上昇するか考えたいと思います。
儲けるためにやっている暗号資産(仮想通貨)ですから、必然的に価格の興味が沸きます。
考え方の結論からいうと、「金市場」と「ドミナンス」を基に考えて、試算しています。
計算すると、3000万円ほどとなります。
この3000万円は、ドミナンス(支配率)が上がれば、比例して価格も上昇します。
個人としては1000万円の到達ならあり得るかなと考えていましたが、3000万というのは驚きです。
この根拠について詳しくお伝えしたいと思います。
※情報は正確性や完全性を保証するものではありません。
※情報は参考として、自己の責任で投資頂くようお願い致します。
金市場の時価総額
まず価格の基準としている「金市場」の時価総額からについて、お伝えしたいと思います。
2021年現在、世に出回っている金の量は18万t(トン)と推定されています。
そして、残っている埋蔵量は5万tと考えらえています。
ビットコイン(BTC)は、有価証券ではなく、コモディティの性質が強い商品とされています。
そのため、金(ゴールド)と比較されがちです。
金(ゴールド)を知ることは、ビットコイン(BTC)を知ることになるのです。
現在の時価総額
2021年6月現在の金の相場は、1gあたり「約7000円」です。
それぞれの量を価格に表すと以下となります。
重量 | 価格 |
1g | 約7000円 |
1kg | 約700万円 |
1t | 約70億円 |
1万t | 約70兆円 |
18万t | 約1260兆円 |
現在流通している金だけで、約1260兆円というのはかなり大きな市場です。
未来の時価総額
先ほどの金額に加えて、埋蔵分の5万tを加えるとどうでしょうか?
5万tで約350兆円です。全て加算すると約1610兆円です。
将来的には金の時価総額は1610兆円以上になると予想できます。
その時には、金相場も上がっている可能性があるため、さらに時価総額は大きくなると考えるのが普通でしょう。
ビットコインとの比較
2021年6月現在のビットコインの時価総額は、約80兆円です。
変わって、流通している金の時価総額は、1260兆円です。
1260兆円=ビットコインの時価総額となるには、少し難しいかなと思います。
暗号資産(仮想通貨)にはビットコイン(BTC)以外に、イーサリアム(ETH)、ライトコイン(LTC)など様々なアルトコインが存在しています。
そのため、ドミナンス(支配率)が重要となります。
暗号資産(仮想通貨)全体で、1260兆円くらいになる可能性はあると思います。
ビットコイン(BTC)のドミナンス
ビットコイン(BTC)は、暗号資産(仮想通貨)の中では王様です。
暗号資産の基軸通貨となるだけあって、市場で大きなシェアを維持しています。
ドミナンスは、支配率または、市場独占率とも呼ばれます。
市場でその通貨がどれほど影響力を持つのか知る指標となります。
2021年6月現在では、ビットコインのドミナンスは約45%ほどあります。
45%以上のドミナンスを維持している時期は多いので、この辺りの数値を平均と考えるといいかもしれません。
ランチェスター戦略では、シェアの約42%を獲得していると、「安定目標値」として強者の立ち位置と考えられています。
今の金と同じ市場規模になった場合、ビットコイン全体の金額は約570兆ほどとなり、1枚当たり2700万円となります。
1,260,000,000,000,000.00(1260兆円) * 45%(ドミナンス) / 21,000,000(BTCの上限枚数) = ¥27,000,000(1枚当たりの金額)
将来的な金の時価総額(約1610兆円)で考えた場合、¥34,500,000(1枚当たりの金額)となります。
さらにドミナンスにより、ここから上がる可能性があります。
ドミナンスが上昇した場合
暗号資産は、サイクルを持っています。
ビットコインが強い時期もあれば、アルトコインが強い時期もあります。
このタイミングにより、ドミナンスは大きく変化します。
アルトコインが多様になった2017年以降を見ていきましょう。
ビットコインが強い時は、約70%ほどとなります。
低い時は、2018年の1月で40%を切ります。
現在の先進国の通貨が支配的な様であるように、ビットコインも支配的な地位となりそうです。
今後どうなるかは分かりませんが、暗号資産が民衆に受け入れられると、それぞれのドミナンスは固まってくると思います。
まだ黎明期と考えられており、ドミナンスは不安定です。
ビットコインのドミナンスが60%と仮定した場合、1枚当たりの金額はどうなるでしょうか?
3600万円となります。
では、ドミナンスが下落した時はどうでしょうか?
ドミナンスが下落した場合
過去のデータから、悪い時には40%を切ることがあります。
ビットコインよりも信頼を勝ち得る新しい通貨が出た場合、ドミナンスと価格はどのように変化するでしょうか?
それでも、30%を切ることは難しいと考えます。
暗号資産の価値が維持されている1つの要素に、ビットコインがセキュアであり、未だに取引の不正がないことが挙げられます。
けん引している力は強いため、最低30%で考えてみることにします。
ドミナンスが30%まで低下し、現在の金の時価総額を基準とした場合、1800万となります。
実際は分からない
これまで「金の時価総額」と「ドミナンス」を基に考えてきましたが、あくまでもビットコインのポテンシャルの話です。
金額の幅はあり、現在の金の時価総額から考えると、1BTC当たり1800万円から3600万円ほどとなります。
平均的に考えると、最初に算出した2700万円が妥当かもしれません。
このくらいの潜在的価値があるため、金(ゴールド)を引き合いに出す人が多いです。
しかし、投資において未来を予測することは愚かな行為と言われています。
今後ビットコインで二重決済(二重取引)がされ、信頼が一気になくなる可能性もあります。
私自身、あまり価格の予想はせずに、今ある情報を基に取引をしています。
ですが、今まで試算したデータが無意味となることはなく、参考にはなると思います。
投資は市場へ参加する人たちの考え方に大きく左右されます。
暗号資産と金相場を結びつける人が多ければ、その方向に向かっていくと思います。
最悪の事態は、決済システムに不備が発生することなので、その辺りのニュースはしっかりと情報収集しましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
限界?ビットコイン(BTC)はいくらまで上がるのか検証してみたと題して、情報をお伝えしてきました。
今回の内容を簡単にまとめます。
・1BTCの価格は、「金市場」と「ドミナンス」を基準にして考えて試算している
・現在流通している金(ゴールド)は18万t(トン)
・18万t(トン)の金の時価総額は約1260兆円
・暗号資産(仮想通貨)の市場も1260兆円ほどと考えられている
・ドミナンスは、支配率または、市場独占率のことを指す
・ドミナンスが45%の時は、1BTC=2700万円
・ドミナンスが60%の時は、1BTC=3600万円
・ドミナンスが30%の時は、1BTC=1800万円
・ポテンシャルとして妥当な値は、1BTC=2700万円
・実際はどのくらいになるか分からない
ビットコインを理解する人がまだまだ少ないので、価格の乱高下は今後続くと考えられます。
ビットコインが当たり前になり、決済システムとして使用されていけば、ドミナンスも安定して、1BTC当たりの価格も見えてくると思います。
未来は誰にも分かりませんが、皆が想像することは創造されるため、どうなっていくか楽しみです。
自由を掴むため、これからも一緒に学んでいきましょう。
それではまた!
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