ビットコインはもうオワコン?
今回は暴落を繰り返しているビットコインは、終わったコンテンツ(オワコン)なのか、考えていきたいと思います。
暴落を繰り返し過ぎて、投資対象として不安な人も多いですが、西口さんはどう感じていますか?
確かに50%ほど暴落する商品を僕は好まないかな。
けど、投資商品として終わっているは、言い過ぎな気がするかな
確かにドローダウンが株の比ではないですからね。
今回は過去のチャートを見つつ、ビットコインはオワコンなのか判断したいと思います。
ビットコインは投機の対象として、世界中から注目を集めています。
以下は、2016年の中頃から2021年6月までの週足のチャートです。
上昇と下降が凄く、まるでジェットコースターみたいですね。
価格のことはよく話題となり、ニュースでも最高価格や、暴落などが取り上げられます。
今回は詳しく過去を振り返りませんが、いずれ年度ごとに何が起こったか事細かく記事にしたいと思います。
大きく価格が上昇、下落していますが、その間にビットコインの技術が大きく変わることはありませんでした。
結論からいうと、ビットコインはいつでもオワコンと言われ続けていますが、常にチャンスに変えてきました。
そして、変わったのは私たちの認識で、それが価格に影響を及ぼしたに過ぎません。
年代ごとに見ていきましょう。
ビットコインの歴史を垣間見ることができます。
過去を振り返ると、暴落時の対処の仕方が見てきます。
2016年もオワコン
2016年はBTCの第二回の半減期でした。
半減期とはマイニングの報酬が今までの半分になることを指していて、市場に出回るビットコインの量が減ることになります。
そのため供給が少なくなり、価値が少しずつ上がり始めた年でもありました。
しかし、Bitfinexという取引所がハッキングされたことにより、ビットコインの価格が下がり、オワコンと言われていました。
その後は年度末にかけて、新興国の需要から価格が倍ほどに上昇しました。
2017年もオワコン
2017年は面白いことが多く起こりました。
ドル建てで最高値となったり、ハードフォークによりBitcoin Cashが生まれました。
このBitcoin Cashが生まれたことにより、マイナーがビットコイン派と、キャッシュ派に分かれ、マイニングが不安定となりました。
その不安により、ビットコインは暴落しました。
ここでもビットコインはオワコンと言われて、Bitcoin Cashがもてはやされていました。
その後はBitcoin Cashの勢いがなくなり、ビットコインは年末に3倍近く値上がりしました。
CoincheckのCMが有名となり、ここで仮想通貨を始めた人たちが出川組と呼ばれました。
価格が急騰したために、年末にかけて売りも強くなりました。
多くの学生・主婦が買っていましたが、その後に続くものがおらず、売られ続けて暴落しました。
この暴落は出川組が出てきたことにより、「出川ショック」と呼んだりします。
50%ほど価格が下落したため、ここでもビットコインはもうお終いと叫ばれていました。
2018年もオワコン
ビットコインは危ないと印象を与えたのは、2017年の暴落に加えて、2018年の1月の暴落でしょうか。
1月は運が悪いことに、日本の取引所Coincheckがハッキング被害に遭い、不安に駆られた人たちが更にパニック売りをしてしまいました。
年末の暴落に加えて、年始の暴落が加わり決定的となりました。
その後もZaifという日本の取引所もハッキングに遭い、多くの人が暗号資産(仮想通貨)は終わったと思いました。
私も数年先は価格は上昇しないと覚悟をしていました。
その後は仮想通貨全体でまとまらないといけない時期にも関わらず、ハードフォークの話が出てきて、ビットコインがまだ揉めていました。
その影響からか希望がなくなり、年末には日本円で40万ほどに下がっていました。
ここの辺りが一番オワコンと叫ばれていた時期となります。
2019年もオワコン
2019年を迎えても取引所のハッキング被害は起きていました。
割安な価格がしばらく続きましたが、法定通貨が不安視されたことにより、価格が10000ドルを超えました。
しかし、量子コンピュータの発表や、海外の取引所のハッキングにより、思うように上昇が続かずに、年末には少しずつ価格を切り下げていきました。
最終的には10000ドルを切り、7000ドル付近となりました。
あまりいいニュースがなく、多くの人が暗号資産(仮想通貨)に関心がなくなってきたのもこの時期で、オワコンという声さえも少なかったように感じました。
本格的に人が少なくなった年だと記憶しています。
皆が総悲観になっていました。
2020年もオワコン
この年はビットコインにも、世界的にも重要な年となりました。
ビットコインは、3回目の半減期となりました。
半減期は説明しましたが、周期は4年に1度となります。
オリンピックの年と重なるので、覚えておきましょう。
そして、「コロナショック」により、株価を含んだ金融商品の下落です。
急落しましたが思ったよりも買いが強く、弱気相場が払拭され最悪の事態は避けられたように思いました。
コロナショックにより、オワコンと言われていましたが、年末に向けて7倍ほどの上昇を見せました。
コロナショック後に機関投資家が、ビットコインを購入したのが大きいです。
PayPalが仮想通貨に参入したのもこの年でした。
年末には30000ドルを超えました。
2021年もオワコン
年明け早々にテスラ(Tesla)のCEOであるイーロン・マスク氏が、ビットコインを購入したと宣言して大きな影響を与えました。
4月には最高値である65000ドルを超えるも、イーロン・マスク氏のビットコインの取り扱い中止や、中国の暗号通貨の規制により、50%の暴落をしました。
この時に新垣結衣さんが結婚する報告をしたため、暴落した可能性も捨てきれません。
そのため、「ガッキーショック」とも呼ばれています。
50%も下落したため、リスクが大きすぎるとまた言われて、オワコンと叫ばれています。
オワコンはチャンス
2016年から現在まで見てきましたが、多くの上昇と下落を繰り返しています。
しかし、ビットコインの根本的なシステムは変化していません。
私たちがああでもない、こうでもないと叫んでいるに過ぎません。
ビットコインはオワコンと言われる度に、何度も何度も復活を遂げています。
価格は投資家の心理を反映するため、このように上下するのは仕方ないです。
大半の投資家は、ビットコインについて何となくしか分かっておらず、ブロックチェーンは何か凄い程度の知識だからです。
そのため、価格が下がれば簡単に売り、価格が上昇すれば食いつき損をするのです。
下落時の情報をチャートに加えたものが以下となります。
改めて見るとショック後には、比較的早い段階で上昇トレンドを形成しています。
終わったと思われてからがビットコインの本領発揮です。
なぜならオワコンと言われている時に買った人は、チャートから分かるようにほとんど利益を得ているからです。
ビットコインはどこまで上がるのかは、なかなか難しい議論ではありますが、オワコンと叫ばれている時はチャンスです。
出川ショックのように、学生や主婦が購入する際は、本質的価値を理解する人が少なく、暴落するとパニック売りするからです。
投資する際は、靴磨きの少年がいない時にコツコツと買い増していきましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
ビットコインはオワコン化してて、将来的に価値はない?と題して、情報をお伝えしてきました。
今回の内容を簡単にまとめます。
・ビットコインは事あるごとに、オワコンと言われ続けている
・ショック後は割と早い段階で、上昇トレンドを形成する
・価格は上昇しても、ビットコインのシステムに大きな変化はない
・価格が変化するのは、私たちの認識が変化したから
・オワコンと言われている時はチャンス
言うのは簡単ですが下落している時に、投資商品を持ち続けることは非常に勇気がいることです。
私も「出川ショック」の時はかなり悩みました。
しかし、技術的な勉強をしていたため、売るという決断はしませんでした。
勝ち続けるには人と異なる行動をしないといけません。
その判断ができるのは常に努力し続けた人間のみです。
自由を掴むため、これからも一緒に学んでいきましょう。
それではまた!
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